【おさんぽレポ】初春の国分寺散策
こんにちは!旅好き…といいつつ最近はもっぱら散歩魔と化しているふーさんです。
先週の日曜日は未踏の地、国分寺へ行ってみました!
東京の地理にあまり詳しくない方のために念のため。
国分寺は新宿から中央線に乗り約30分ほどのところにある多摩地域の市のひとつ。
自然が多くベッドタウンとしても人気です。
今回なぜ国分寺を選んだかというと、大好きな建築家・藤森照信さんのご自宅と、
氏が手がけた建築2軒を見てみたかったからです!
藤森照信さんは建築好きの方なら誰でも知ってる大変著名な建築家で、
どこかジブリ作品を思わせる、独創的で気取らないデザインは海外でも高い評価を得ており、
国内でも数多くの作品を見ることができます。
そんな氏の作品が3作品も建っている国分寺!行かない手はないですよね?
いざ国分寺へ
さてさて、新宿から中央本線快速に乗り換え。
運よく快速に乗れたため、3駅で到着しました!駅前は普通のベッドタウンという印象。
駅からしばらく歩くとすぐに住宅街に。
坂が多い街です。
1軒目、チョコレートハウス発見!
住宅街をしばらく歩くと、特徴的な茶色い建物が!
こちらが藤森さんの作品の一つであるチョコレートハウスです。
その名のとおり、チョコレートのような外壁が印象的。
2軒目、トタンの家
チョコレートハウスに隣接するのが通称「トタンの家」。
こちらはチョコレートハウスの家主で、芸術家である兒嶋俊郎さんの
オープンアトリエでもあります。
トタン素材なのにキルティングのような柔らかみの感じる不思議な外壁。
こちらはギャラリーの入口。
看板、かわいいですね。
せっかくなので、ギャラリー内も見学してみました。
流木を使った作品や発掘した土偶、土器のコレクションなど所狭しと並べられており、
大変興味深かったです。
(幻の?)タンポポハウスを探そう!
さっそく藤森さんの作品2軒を発見でき、ホクホク気分♪
…が!真打である藤森さんご自邸・通称「タンポポハウス」がまだ残っています。
ギャラリーの人に場所を聞いたのですが、説明しづらい場所にあるらしく、
ネットで探せば出てくると思います、とのことだったのでさっそくグーグル先生に!
…がとにかく正確な住所の情報が少ない…!
(民家なので当たり前なのですが…。)
ネット上で検索してみても、行ったという人はご本人の案内だったり、
ツアーに参加してたりしているようで、
自力で探した人は結局見つけられなかったりしているらしく…。
唯一の手掛かりは、「お鷹の道」付近にあるらしいとのことと、
この、ネット上に上がっていたグーグルアースから撮った屋根の画像のみ。
(右の茶色っぽい十字屋根がタンポポハウスです。)
ちょっとしたトレジャーハンター気分です。
お鷹の道・真姿の池湧水群へ
とりあえずネット上に載っていた情報を頼りに、
「お鷹の道・真姿の池湧水群」を目指すことに。
チョコレートハウス・トタンの家から歩いて10分ほどすると案内板が見えてきました。
案内板にそって歩くと、緑深い公園らしき場所が見てきました。
こんなところに、こんなに自然が?と感動!
正直全く期待していなかったのですが、久しぶりに自然に触れてリラックス~♪
やっぱり緑の中にいるとデトックス効果抜群ですね。
しばらく歩くととても澄んだキレイな池や小川を発見!
なるほど、これが湧水なんですね。
無人販売所がありました。
最近野菜が高いので、ここぞとばかりに物色!
スーパーでは高くて手が出ない、ブロッコリー(150円!)を買いました。
さらに歩くと国分寺が。
なるほど、国分寺は、当たり前ですがお寺の名前から来た地名なんですね。
ふむふむ。知らなかったな。

目元が素敵なにゃんこ~♪ 梅の花も咲きつつあります。
「タンポポハウス」を探すという本来の目的をすっかり忘れつつ、
お散歩を堪能しまくりです。
気を取り直して引き続き探索開始!
…が、周辺を歩いても住宅街はあるものの、それらしき家は全く見当たらず。
同行者とともにスマホの小さい画面上のグーグルアースを駆使し、
手掛かり画像と同じ上空画像を探しまくるも全く見つからず時間だけが過ぎていきます…。
一時間近く探しまくったのですが、ついに見つからず泣…。
家で改めて確認して、また探しに来よう、という話になり、
今回は諦めて帰ることにしました。残念…。
…と思っていたら…!!
タンポポハウス、ついに発見!
お鷹の道から国分寺駅へと向かう途中、
なんとなしに自分たちのGPSを有効にしつつ、もう一度グーグルアースを見てみました。
「ん…?これ、なんか似てるかも…?」とピンときた画像を発見。
しかも現在地からすぐ近くです!
マップに沿って歩いていくと…
あったあああああ!!!!
畑の向こう側についに発見!!!
これがタンポポハウスです!
有名建築家のご自宅でありながら、
なんとも素朴なジブリ映画に出てくるような不思議なおうち。
中はどうなっているのか、想像を掻き立てられます。
諦めたあとに発見しただけに喜びもひとしお。
あとで個人のSNSにアップしたところ、友人たちもやはり辿り着けなかったそうで、
びっくりされました。
写真自体はタンポポハウスに関する本や、ネットにも多く上がっていますが、
やはり個人宅なので、詳しい住所は内緒にしておきます。
ただ、帰ってからさらにネット検索してみると、
どうやらお鷹の道上にあるカフェの散策マップ(有料)に掲載されているらしいとの情報が。
あと「タンポポハウスができるまで」という本にも住所が掲載されているらしいです。
行ってみたい方はチェックしてみてくださいね。
でも今回みたいに宝探し気分で知らない土地を歩くと、
本来の目的を見失うくらいの発見や収穫があったりして、とても楽しい!
(…といいつつ結局文明の利器の頼りまくりでしたが…笑)
また別の土地で宝探しさんぽをしてみたいと思います!
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